学校間連携
プロジェクト
SDGsにも貢献!
昨年開発した「冬瓜とまぐろのトマトカレー」の増産体制を確立
南部商業高校(流通・情報ビジネス科)と沖縄水産高校(食品科学系列)の3年生が、互いの専門分野における知識を活かし、商品開発・販売実習を行うプロジェクト。昨年開発した「冬瓜とまぐろのトマトカレー」をレシピはそのままに、パッケージをリニューアルして販売した。
1.Plan(計画)
- 4月
- 課題研究の取り組みで冬瓜とマグロのカレーを作ることが決定
- 5~9月
- ツナ缶実習の合間にマグロの血合肉の下処理などをおこなう
- 9月末
- カレーの試作品を作り始める
南部商業と試食会 - 10月末
- 実際に販売する製造品を作り始める
- 12月中旬
- 南部商業と合同で製品の袋詰作業
- 12月21日
- サンエー那覇メインプレイスにて販売実習
- 5月
- プロジェクトスタート
商品は前年と同じのためパッケージの変更を検討 - 10月
- パッケージ印刷会社(株式会社近代美術)の担当者が来校し打ち合わせ
- 11月末
- パッケージ最終データ引き渡し
カレーと一緒に販売するスパイス等の委託販売商品について打ち合わせ
(株式会社仲善) - 12月中旬
- 委託販売商品のポップ作成
沖縄水産と合同で製品の袋詰作業 - 12月21日
- サンエー那覇メインプレイスにて販売実習
2.Do(実行)
今回の目標
◯賞味期限を昨年の45日から10ヶ月に伸ばす。
◯前回は300食しか作ることが出来ず、すぐに売り切れてしまったため500食を目標とする。(袋詰などが甘いなど不良品が出ることを考慮して700食製造し、実際に販売できるものを500食に)
苦労した点
◯缶詰実習や文化祭等でなかなか時間を取ることができなかった。
◯レトルトの真空処理は1回で5つずつしか出来ないため、時間がかかった。
◯1人でしか出来ない作業も多く、時間を持て余してしまう生徒もいた。
課題
今回試作品でマグロの骨ありも作成し、沖水祭で試食。ほとんど骨の残らない状態まで柔らかく処理することに成功。骨を取り除くという下処理の手間が省け、カルシウムなど栄養価も上がる。廃棄が減るためSDGsにも貢献出来るとなど利点が大きいため、今後骨有りで商品化することを目標に。
今回の目標
パッケージをリニューアル。ただし昨年と中身が同じものだと示すために、デザインのベースは同じに。また昨年は箱だったが、今年はよりレトルトカレーらしくビニール包装にすることでコストダウンと在庫スペースの縮小を図った。これにより、搬入もしやすくなった。
苦労した点
◯今年は沖縄県に黒糖の製造方法が伝わって400年。そのため、黒糖カレーを提案し、パッケージデザインも黒と金をベースにした高級感のあるものを検討していたが、沖縄水産はレシピ改良するまでの時間はなく、変えてしまうと賞味期限を伸ばすことができなくなり断念。
◯今年はパッケージデザインに使うadobe illustratorを扱える生徒がいなかったが、生徒の1人がネットで使い方を調べて作成した。
◯パッケージの印刷会社も、生徒が自ら交渉して依頼。
Student & Teacher Comments
生徒と先生のコメント
沖縄水産高等学校
末吉 大清(代表)
安谷屋 慧
我喜屋 蓮斗
金城 仁
金城 圭紀
成田 琉人
波平 音彩
浅野 麻砂美(先生)
南部商業高等学校
幸喜 龍斗(代表)
池城 憂
石川 歩愛
上原 安梨
大嶺 亮太
喜納 星夢
小橋川 彩乃
新里 南貴
新城 桃真
冨永 萠乃
友利 杏夏
屋宜 智也
與那嶺 一聖
久保 奈々子(先生)